こんにちは。
本日は、2022年4月より、楽天銀行&証券にてポイント制度の改正がおこなわれた点についてまとめます!
なんでもかんでも楽天でお買いもの、というわけではありませんが、モバイル・銀行・資産運用・電気・ガス・クレジットと、生活の多くを楽天に委ねている今、けっこう大きなショック!
Twitterではトレンドにも入っていました。
そんな改正点の詳細と、このまま楽天継続で問題ないのか、変更するならどこがいいのか考えてみたいと思います。
楽天銀行~普通預金金利の改訂~
①口座のみ保有している

②クレジットカードの引き落とし口座が楽天銀行

③楽天証券とマネーブリッジの設定をしている

実際に運用をするかどうかは別として、証券口座を開設してマネーブリッジ設定をするだけで、何もリスクなく金利が年率0.1%となるのはとても大きなサービス。
ぜひ使っておきたい楽天ユーザー向けのサービスです。
こちらのマネーブリッジの金利が改訂されます。

0.1%の金利が適用されるのに、残高の上限額はなかったのですが、2022年4月からは300万円を超える部分は0.04%となります。
具体的にどれくらい年間利息の受取額がかわるのか、まとめてみました。

口座残高が多くなればなるほど、受け取り利息も減ってきます。
これが10年、20年と続くと、余剰資金を置いておく口座としては少し物足りない感じがします。
とはいえ、大手金融機関と比較すれば、まだ利率は高いのですが・・・
楽天証券~投資信託保有ポイントの改正~
現在楽天証券では、投資信託を保有しているだけで投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが付与されるハッピープログラムというサービスが人気です。
付与されるポイント数は投資信託の信託報酬に応じて以下のようにグループわけがされています。

つみたてNISAなどで購入できる信託報酬の低い投資信託はCグループかDグループとなることが多く、例えばeMAXIS Slim米国株などでは・・・

こんな感じで、資産額が大きくなればなるにつれて、毎月の付与される楽天ポイントも大きくなっていました。
(1000万円分の投資信託を保有するということもなかなか難しいのですが・・・)
そしてこのポイントは毎月毎月もらえるポイントだったので、毎月上限50,000円のクレジットカード積立の1%還元もあわせて考えると、それはそれ大きなポイント還元となっていました。
しかし、その制度は新しくこうなります。

月末時点で残高が一定額に初めて達した時点でポイントが付与されるという制度に大幅に変更となりました。
毎月継続でもらえていたポイントが、一定残高達成時の一度のみに変更されました。
また、現時点で保有している投資信託の残高に対して新しい制度でのポイントの付与はないため、現時点で2,000万円以上の投資信託を保有している方には新たにポイントの進呈はありません。
そして、これから楽天証券にて投資信託を購入していこうという新規ユーザーにとっても、最大でも2090ポイントしか付与されないということで、ポイント還元の良さで楽天証券を選ぶというメリットはほぼなくなったと言ってもいいと思います。
対応策を考えてみる
とはいえ、わずかなポイントを受け取る為に現在の投資信託を売却して楽天証券がら引き上げる必要はまったくなく、これからは複数の証券会社・銀行口座を使い分けて上手にやっていきましょう!
銀行口座を複数使い分ける!
楽天銀行の普通預金金利改定についての対応策としては以下がオススメです。
300万円以上の資金は別銀行の口座に預け入れるです。
それはどこの銀行か・・・
普通預金・・・あおそら銀行Bank
定期預金・・・auじぶん銀行
どちらも金利は0.2%となり、あおそら銀行Bankは口座開設や金利の適応条件などは一切ありません。
どうせ寝かしておく資金なら、少しでも金利のいいところに寝ていてもらいましょう!
※auじぶん銀行は0.2%の金利となる為の条件は以下の通り。
au Pay アプリ連携+au Pay カード引き落とし+au マネーコネクト設定
でも auユーザーならおそらく利用済みの方も多いのではないのでしょうか?
まとめ
このポイント制度改定を受けて、これから投資信託での資産運用を始める人はもちろん、現在すでに始めている人もSBI証券への移管をする投資家がさらに増えそうな感じ。
ただ、NISA口座の移管に関しては書類の取り寄せも必要だったり、投資信託を別の証券会社に移管する際には手数料が発生する場合もあります。
とはいえ、SBI証券は投信お引越しプログラムといって、移管の際に発生した手数料がキャッシュバックされるキャンペーンもやっています。

数年前にゆうちょ銀行や地銀などでNISA口座を開設したけど使ってないな・・・なんて人はこのキャンペーンを上手く使ってSBI証券で資産運用の再スタートをするのも全然アリですね!
証券口座は、どれか一つだけ!と絞るのではなく、自身の生活スタイルや投資スタイルに合わせていくつかを使い分けていくのが最もお得かつ上手に使いこなせるコツだと思います。
例えば・・・
つみたてNISA・・・SBI証券
つみたてNISAを超える投信積立&ふるさと納税&楽天市場での買い物・・・楽天証券
米国株&ETF・・・マネックス証券
少額での個別株・・・PayPay証券
みたいな感じ、でしょうか。
ポイント付与だけでなく、それぞれの証券会社の強みや使い勝手の良さなどもあります。
上手に活用しながらお得に生活していきたいですね。
以上、今回もありがとうございました!