はい、こんにちは。
あったかいとばかりに油断していたらいきなり極寒に戻ったここ数日・・・。
体調崩さないように、皆様もお気をつけください~。
ということで、本日はこちら。
ドル円チャートいい感じに右肩上がり、、というか、ここ最近で急激に上昇してます。
これはドル円の為替チャートです。
3/24現在、1ドル121.22円となっています。
今の日本、結構なピンチになってるの、ご存知ですか?
株安
通貨安
金利安
普通に会社員してたらあまり関係のないことかもしれませんが、手遅れになる前に今一度日本国民全員がしっかりと世界の中での今の日本の力というものを認識しておく必要があると思います。
ということで、深堀りしてみたいと思います。
新しい資本主義とかいう、なんだかもやっとした政策にもならない政策のおかげで、依然として日経平均は高値を更新することもなく停滞中。
2021年に30,000円台をつけることがあっても、
実態経済と乖離している!
とか、
大企業や投資家だけが儲かっている!
とか、妬みのオンパレード。。
純粋にお金を稼ぐことが卑しい、まじめに働きさえすればいいという風潮が消えない日本では、株価の上昇は企業価値の上昇と考えることができません。
世界から取り残されていくこと必至ですね。
そもそも株価なんて景気の先行指標なので、高値を付けたからといって今景気がいいかどうかを示しているわけではないのです。
そして妬む暇があるなら株買えばいいと思うんですけど。
バブル崩壊から30年。株価も給料も上がらない日本。
このままでいいのか??
いつまでも続く超低金利
金利が低くてありがたいと思うのは住宅ローンのみ。
預金金利は地の底を這っています・・・
投資をしていると気にするのは利回り。
株式にしても不動産にしても国債にしても、なんでもそう。
投資した金額の〇〇%の運用利回りを得ることができるからリスクを取って運用に資金を割り当てるのです。
今、コロナショック後の金融緩和の副作用+ウクライナ情勢の問題から、物価が上昇するインフレが進行する世界で、その対策として、米国も英国も欧州も2022年は利上げを実施予定です。
先日の米FOMCでも0.25%の利上げが決定されましたね。
一方日本は・・・
www.jiji.com
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金融緩和は維持、金利は上げないとのこと。
まぁ、今の日本経済で金利上げるなんてできません。
金利が上がることで金利負担が大きくなる住宅ローンはもちろん、企業の返済負担額の増大、政府の国債利払いの負担と、、、経済がしっかりと回っていれば利払いが増えても対応できる部分もあるかもしれませんが、今の日本ではその負担に押しつぶされるのが目に見えている。
日本が低金利を維持する中で、世界は利上げへ。
そうすれば、利回りの低い日本への投資よりも、金利の高い米国・欧州へ投資資金は集まっていくことになります。
皆さんも銀行に預金する際、金利がA銀行は5%、B銀行は1%の差があって、金利以外の条件が同じなら金利の高い銀行を選びますよね??
そして、緩和を続ける=市場に円をばらまき続けるということは、こうなるわけです。
さらなる通貨(円)安
お金に関わらず、全体的に量が少ないものは希少価値が高いです。
金(gold)、銀、ビットコイン・・・
埋蔵量が決まっているからこそその希少性が価値を生み出しているのですが、日銀が緩和を続けるということは、今後も継続して日本円が市場に出回るということ。
つまりは市場において、日本円の希少価値が減り続けるということになりますね。
物の価格に対して通貨の価値が下落するということです。
このように市場の中で価値が漸減している日本円は何も米ドルに対してだけ円安が進んでいるわけではありません。
世界中で流通している他の通貨や貿易量、物価変動を加味した実質実効為替レートという指標で今の日本円の世界における実力を見てみると・・・
実質実効為替レートの推移2010年が100、2020年はなんと67.55で、1972年以来の低水準にまで落ち込んでいるそうです。
www.nikkei.com
世界における円の力が、50年前と同じ力にまで落ちているということです。
通貨安で不況へまっしぐら
円安で海外旅行がつらいなぁ・・・
とかそういう次元ではもはやなくなっている今の日本。
かつては製造業が世界を席巻し、Made in Japanが世界をリードしていたとき、そんな中での円安は輸出企業の業績にも大きく寄与してきました。
しかし今、製造業の生産ラインは人件費の低い海外に移転されていることで、輸出企業がでれだけ円安の恩恵を受けているかと言われたらかつてほどではないです。
また、食料自給率も低く、原油など資源を輸入に頼らざるを得ない日本にとって加速する円安は、食費・ガソリン代など、家計を圧迫する直接的な原因にもなります。←これ今
ただでさえ少子高齢化に伴い、これからの内需拡大が見込めない中で、円安に伴う輸入物価の高騰が続くことは、家計への影響が大きく、消費マインドはさらに鈍化の一途をたどります。
消費がさらに落ち込めば、どうにか持ち直してきた企業業績もマイナスに転じてそれこそ、本当に不況へと入りかねません。
っていうか、今景気いいね!って思える人っているのかな??
円安&不況へ対策
日本人一人一人が世界における日本の現状を認識すべきと思います。
その上で株式、債券、金(gold)、ビットコインなど、インフレ・通貨安に強い資産を保有することも一つの手段です。
現在つみたてNISAやiDeCoがメジャーになり、運用を始める人も多くなってはいますが、まだまだ個人の金融資産の大半は現預金や保険が多くを占めています。
現預金や保険がダメではないですが、その保険、自分で考えて入りましたか?
販売人のオススメのままに加入してませんか??
現預金である程度の資金を貯めることは重要ですが、その円が世界で一人負けしている現実をしっかり認識しないと、今は良くても自分が退職するとき、子や孫の世代になったときに、世界で価値のない円だけを保有していて身動きが取れない!とならないよう、これから生活していきたいと思います。
以上、ありがとうございました~。